FC2ブログ

KenKen B-log

ケンケン@繭霞の中の人(ケンケンのケンケンによるケンケンの為の、適当日記)

後輩

Posted by ケンケン@繭霞の中の人 on   0 comments   0 trackback

BANDしてた頃の後輩を思い出した。
彼との出会いは、まだ私が現役で全国ツアーや雑誌に載っていた頃の話だ。
V系というジャンル柄、女の子からのFANレターは当然であったが、男の子のFANレターをとても貴重な意見に思えた。

彼は高校生で音楽を聞く側として存在し、「BANDをしたい」との夢を持っていた。
少なからずとも、その当時の彼には私は雲の上の存在に見えていただろうし文面を読み直すと憧れの対象だったようだ。
何時もならFANレターの返信さえ拒む私であったが、夢として歌いたいと言う過去の自分にも似た彼に何かしらの力になりたいと思い返信した。

彼は音源でこそ私を知っていたが、ライブを見た事は無かった。
「出来れば広島(彼の地元)でライブをして欲しい!」
手紙でのやりとりであったが、彼の願いに私は全国ツアーの合間に広島での公演を行った。

ライブ終了後、初めて生の声を互いに聞き、顔を見た。
話す言葉は在り来たりな物だったけれど、最後にメールアドレスを教えてあげた。

彼は度々メールをくれたし、私も彼の悩みがある時は真剣に返信した。

---- そして私の引退

彼は「貴方の意思を継ぎ、私が歌う」と言った

歌ってきて良かったなーって心から思えた。
口では言えなかったが、「後は任せる!」って心から思えた。

しかし彼は実際には動けなかったし、何も始まらなかった。
人にはそれぞれ事情があると思い、私もそっとしていた。

今年に入って彼から、私に会いたいとの連絡が入り私も快く承諾した。
老いた私から学ぶべき物は無いとの旨は伝えたが、それでも会いたかったらしい…

以前より男前になった彼は、音楽をするのか社会人になるのかという選択に迫られていた。

親御さんの期待や出資を考えると音楽なんて薦められる筈も無いが、プロになれなくても「やり遂げた結果・その過程で学ぶべき物」を少なからずとも私は感じて生きているので、その旨を伝えた。

1ヵ月後、彼はステージに立った。以前、私が立ったステージだった。
仕事の都合上、見に行けなかった事が残念だった。

そんな彼から初ライブ報告メールが届いた…
「貴方が言っていた事の意味が解りました」との文面。
そして「気が済むまで音楽をがんばる」との心強い自分の意見

誇りに思う。そして応援する!
自分が納得するまで「我が道を行け!」
その道の先には、後悔は有り得ない。

そして私も心の中で彼に感謝した。
「君が居たから音楽をしていた自分を認め、それをバネに今を生きる事が出来る」

彼が私を雲の上の存在だと今も見えてるだろうから、本人には言わない…

「ありがとう!」


ココを訪れてくれてる人の中で、「夢」に悩みを抱えている人がいれば、このメッセージが届けば良いな…



関連記事
スポンサーサイト



Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://55kenken.blog.fc2.com/tb.php/122-d5cb8d28